裏表Girl



なんか…彼氏彼女として会うことがかゆい!!


「何モジモジしてんだよ。行くぞ。」


そう言って私に手をさしだした。


これって握れってこと…だよね…。


私はその手を取って、寛人と並んで歩く。


「あ、」


「え?」


急に声を上げた寛人に、私は足を止めた。


「浴衣似合ってるな。可愛い。」


フッと笑う寛人。


っ!!


「きゅ、急すぎだし!!」


あーー、ほら…可愛くないこと言っちゃう…。