裏表Girl



…っ!!


「ひ、酷いよ…。
ごめっ、私、帰るね…。」


蓮見くんに、私は背中を向けてから走った…。


…っ。


私は走って走って走って、誰にも見られないだろう屋上前へ向かった。


うちの学校は屋上が立ち入り禁止だから、来れるのはここまで。


だから、わざわざここまで来る人なんか居ない。


「っはぁ…はぁ…。」


私は肩で息を整えながら壁に拳を突き立てた。


「ふっざけんなよ…蓮見 寛人…。」