「はーい!」


いつもなら膨れて可愛い顔するのに、今日はいつにも増して機嫌がよかった。


いや膨れてなくとも可愛いがよ…。


「ふぅ〜満足!」


急にそう言って、今度は雛が着なさそうなビキニを手に取った。


「雛、もう一着買うの?」


私がそう聞くとビックリしたように目を見開いた。


「え!わ、私じゃないよ!志乃ちゃんのだよ!!」


…なーんだ…私のか…。


「って、はぁ!?」