たくさんの恋の魔法(短編)

私は気にせずシャッとカーテンを開けると、圭吾の明るめの茶色が陽の光に反射してキラキラした。


……やっぱキレイ…。



「…ったー。…おい紗枝、起こすならちゃんと静かに起こせよ。男かよ」


「はいはい、わたしはどーせ男ですよ!どっかの誰かさんが連れ込む女の子と違って!」


「ひがむなよ」



ムッカーッ!


このチャラ男め!