たくさんの恋の魔法(短編)

あれは多分、学年1のチャラ男の斎藤くんだ。


斎藤くんもすごく人気があったはず。



「あ、悪い。今取り行く」


「今からかよ。まあイチャイチャするのはいいけど」



……はい?


イチャイチャ?


思わず涙も止まってしまう。



「じゃあ町田さん。一応保健室行っといてね。あと圭吾の発言は忘れて」