低めの声を響かせながらやってきたのは、隣のクラスの磯村夜吹くん。


私の、告白の相手だ。


磯村くんを見た瞬間、私の想いがついに溢れて。



「あっ、あああああのっ…!ずっと好きでした…!よ、よければそのっ…私と付き合ってくださいっ!」



言った、言ってしまったっ。


そのまま磯村くんの顔を見るのが怖くて俯いてしまう。