告白してきた美少女はオタクでした 。

「な、何で、教室に…?」









彼女は戸惑ったような表情をしていた。



いやまぁ、いないと思ってた教室に人がいれば、誰でも驚くか。











「いや、俺今日、日直だから、」
「そ、そっか…」










なんだこの空気



気まずい…







いつもみたいに、笑顔で愛想振りまいてこの場を終わらせればいいのに…







何でそんな顔するんだ




そういえば朝も、いつもと違う表情だったような…



そんなに、俺の事が嫌いなのか?







それとも…












いや、考えてもしょうがない。
とりあえず、早くこの気まずい空気から抜け出そう。





「あー、じゃあ俺、終わったから帰ろっかなー」








「あ、う、うん…っ…」









俺は独り言かのように言い、その場から逃げるかのように立ち去ろうとした。









「待って…!」







彼女が俺を呼び止める声が、2人しかいない教室中に響き渡った。





「な、何?」










「…き……」










「……?」







「好き…です……桐島君のこと…」




















聞き間違いだろうか……




今、俺が生身の人間から一生言われないであろう言葉が聞こえた気がするのだが…