告白してきた美少女はオタクでした 。

キーンコーン…










「冬夜ーー、今日うちでゲームしねー?要も誘って、」











宗は授業が終わった途端俺の方に向き直り、そう尋ねた。






「悪い、今日日直だから、日誌書かねーと」
「そっかー、じゃあ、要と先にしてるなー、」
「俺ん家集合でー」








日直などという、学校生活において3番目くらいにめんどくさい仕事さえ無ければ、俺だってゲームしたのに。
というか、こんなことしている間にも、オタ同のランクがどんどん下がってしまう







俺はバッグからスマホを取り出し、オタ同のアプリを開いた。






「うわっ、20位に下がってる」









オタ同は、全国にいるほとんど全てのオタク達が参加している。
すなわち、
少しの油断が、ランク落ちに繋がってしまうのだ。









きっとふじりんごさんも、1日中オタ同やって生きてるのだろうな。
学生の俺には、なかなか上位を保つのには苦労がいるぜまったく…










「ふじりんごさんに、一度でいいから会ってみたいな、」









俺は、誰もいない教室で、ふとそんなことを呟いていた。
















ガラ…





その時、教室を開く音が聞こえた。








こんな時間に、まだ教室に来るやつがいるのか、
忘れ物でもしたのか?








そんなことを考えながら、教室のドアの方にふと目をやった。















「えっ」







「えっ…」












俺はそこにいた人に、つい驚きの声が漏れてしまった。











「…桐…島…くん…?」









細くて透き通り、少し高めの声が、教室に響いた。















俺の名を発して