「てか、お前…それさぁ誰でもいいつってんのと同じよ?」
「顔とか、ノリとかは一応選んでるよ。」
「じゃ、俺は?」
「そういう目で見たことない。」
「じゃあ、見てみて。」
「は?ジョーダン…」
ジッと見る横山の目は真剣だった。
「横山飲みすぎた?」
「俺、ずっとソフドリよ?」
「……ごめんだけど、私恋愛しばらくいいわ。しんどい。」
「……そっか…そう、だよな。ごめん」
いつもの横山とは違った。
多分、私はまた人を傷つけたんだろう。
でも、横山を第2のアキラにしたくはなかった。それがせめてもアキラへのケジメのつもりだった。
