「あ…あんっ…」

「なずな可愛い…好きだよ、俺のなずな…」


何を本気にしてんだよ。演技だよ。

「ぁんっっだっっめんっっ」

「なずな…もっと鳴いて…」

やっすいポルノ小説かよ…くだらない…

アキラは私の上で果てた。

「シャワー浴びてくる。」

「え?なずな…俺も行くよ」

アキラは、撒き散らした汚れを愛しそうに洗ってくれた。

「なずなは綺麗だね…」
と、言ってまた私の胸にむしゃぶりつく。

「ちょ…今洗ったばっか!!」

「なずな…ねえ、俺のこと好きになってよ…」

一瞬耳を疑った。

「別に嫌いじゃないよ」

「違うんだ、好きになってほしいんだよ。俺にはなずなしか愛せないのに……。」


言葉を失った。