決められた宿命

その頃、葵ちゃん達は....
「....任務完了」
「あー、疲れたー」
「それにしても、こんな任務
久しぶりだね」
「そーだなー」
「それより..抜け忍の事だ。
どうするつもりだ」
「素直に言うと私は小鳥ちゃんを始末したく
はないんだよね。小さい頃からの
幼馴染だし」
「でもなー、抜け忍の結末は葵も分かってる
だろー」
「まぁね。はぁー、捕まえるだけじゃダメな
なのかな」
「ああ、それが里の掟だ、破ると里の秩序が
乱れる。」
「そっか。そうだよね...」
「まっ、そんな暗い話は置いといて
早乙女といた男はなんなんだよ。」
「えっと、櫻井 光。甲賀の忍で
里長の息子みたい」
「へー、俺たちと同じ立場なんだな。湊」
「あいつと俺を一緒にするな」
「そんな事より、なんで甲賀の里長の
息子なんかが伊賀の抜け忍と...
たとえ、抜け忍でももとは伊賀の忍、
長くから対立する里なのに...
普通なら接触の許しが出るはずがない。
何が目的?」
「さぁな、帰って報告するか。
そこで考えればいいじゃん」
「そうだな」
「じゃあ、帰ろう」
そう言って3人は里に戻った