だいすきだったきみへ。

親友の家に向かってるとき、

「俺もう疲れた〜。遠い〜」

なんてきみが言い出すから、

「チャリ乗る?」

って自転車を貸したんだ。

なぜかきみは自転車を乗りながら傘さしてて、

なぜかわたしはカッパを着て走ってて、

普通逆じゃね?、ってちょっと思っちゃったよ。

やっぱり傘をさしながら乗るのは難しいようで、

「顔面と頭やばい」

なんて言うから、

「あ、ヘルメット被っていいよ」

って言ってきみが被ったら、

「ヘルメット被っとる〜」

なんて仲良しくんがにやにやからかってきたね。

わたしは咄嗟に、

「給食の帽子もそうやもん!」

なんて

給食エプロンの帽子を交換してもらったことを

思い出して言ったら、

「そうやし」

ってきみも言ってたね。

わたしはきみだからよかったんだ。

2人っきりになったのは、

これが初めてだったかな。

すっごく緊張したけど、

仲良しくんが来たことにほっとした反面、

ちょっとだけ残念だった

なんて、今更思うわたしはばかだね。