僕の 名前は草彅(くさなぎ) ノア
ある日飲んだジュースで爆発的な力を手に入れた元普通の高校1年生。ある日の夜..くだらない事をしなければ今も充実した生活ぎおくれていたのに...
学校に行きながら部活をすると同時に、ヒーロー活動をしているスーパー高校生!
そして僕は今、 恋をしている











新しい生活にだんだん慣れてきたこの頃。
公園で雑談をしているとすっかり辺りは既に真っ暗で。

「10時だしもうそろ帰る? ねぇ、うちら暇だし明日もここ来ない?」

彼女は日和(ひより)、自由で素直でとてもいい子、ショートで生まれ持った茶髪だけど、染めた? と言われがち。 密かに僕が思ってる人!!

「うち明日から部活だからいけないわ 笑」

彼女は紗奈、明るくて元気だけどすごくうるさい!
綺麗な黒髪が特徴的

「俺は明日バイト面接あるから行けんわ 」

彼は内帑(ないと)、高校から知り合った親友
スポーツ万能で英語も話せる

「俺は行けるよ! 帰宅部だからな! 笑」

「お、のあと日和のデートか? 笑」

「う、うるせぇ! 帰るぞ! //」

僕たち4人は高校か知り合った友達で、まだ数週間としかたっていないのにすごく仲が良い。
反面、緊張が無く度々注意されることも...

ゲラゲラと笑いながら坂道を下っていく
下った先には十字路があって、僕1人を残して3人とも曲がって行ってしまう

「じゃぁなぁ! 明日!」

おう! と内帑。 じゃぁ! と紗奈と日和が声を合わせていう。
片耳にイヤホンを付けて恋の歌を聴く。
いつになったら僕は思いを告げることができるのか..
また明日も、同じ想いが続くのか

と1人心に思いながら、いつもの自販機でジュースを買おうとしたら

「んっ、なんだこの自販機?」

いつも買うジュースのある自販機の隣に、新しく自販機がポツンと置いてある。 しかも商品は bom skull といういかにもエナジードリンクくさい飲み物だった。

「へぇ、なんだこれ? 笑」

500円と地味に高い上、150mlと量は少なめ。
家に帰って早速飲んでみることに

ごくっごくっ...

「マッッッズ!?」

一気に飲み込むもマズくて少し吐き出してしまった。ジュースの色はまるで人の血のような赤色だった。
時間が経つにつれ気分が悪くなっていき、気を失っていた。 気づけば夜中の2時だった。

「うわぁ.. 寝てたのかよ」

トイレへ行こうと階段を下っているとき..足を踏み外して頭から落ちてしまった...。

「痛ッッてぇえ!
...あれ、痛くない」

頭から落ちたのに痛み1つ感じない...どころか額から血が一滴も出ていない!?
変だな、 と感じ謎にもう一度頭を壁にぶつけてみる。

「うっ! ...?」

一瞬痛みはくるがその一瞬で痛みは無くなってしまう。 まぁいいやと用を足して、手を洗いに行くと... おデコにあった複数の小さいニキビが全て消えていた。 それに肌の質も良くなって、まるで加工アプリで撮ったような肌質になっていた。 いつもならできる寝癖も今日はたっていない。
変に感じるが運が良いのかと思い込みほおっておくことに。

軽食を買おうとコンビニへ行きいつも食べるカップラーメンを持ってレジへ行こうとした時だった。
黒いマスクを被った男女2人がレジの店員に刃物を向けて何かをしていた。

「おい、金出せ、ここの店にある金全部だ」

「ダーリン盗んだ金で何か買ってぇ」

面倒ごとには首を突っ込むな。 と親の言葉が遮る。が面倒ごとに首を突っ込みたくなるのが好きな僕はレジへ向かった。

「あのー、お会計したいのですが」

「あ? んだ餓鬼、おっと..
今店員は忙しいんだ。 俺らにお釣り渡すので。
だからあっちで並んで待って」

ぁ、 嘘をつくコンビニ強盗に思わず秘部的攻撃をしてしまった。 少し体のデカイ男は悶絶している。
でも力が弱いのになぜ? やっぱり秘部はみんな弱いのだろうか?

「はぁ? ちょっとダーリン、なにこんな餓鬼にやられてんの? すーぐ油断するんだから」

富裕層が上から下民を見る目で女が見つめてくる。冷たく、冷酷な目線。 女の人が怖いと改めて実感できた。 男にはない、背筋が凍りそうな恐怖。
女の人に暴力はできないと男女差別をしてしまう僕がいる。 悪いやつなのに。 いや、悪いやつには暴力をしていいのか? と愚かになってしまう。
気づくと女に首を絞められながら持ち上げられていた。 階段のときの様に一時的な痛みではないから少し首がジンジンと痛くなってくる。
と普通は締め付けられたら暴れるのが普通だが、痛みが全く来ない?

「まぁこれ、ダーリンの分 ❤︎」

僕を押し倒すと女がナイフを向け僕のヘソの上へ1回。 突き刺すと中でグリグリとナイフが動かされた。
グチャっと中から聞こえ うっ!? となるが..やはり痛みがこない。
しっくりこないことに不満を感じるも、無敵になった気分だったから女を蹴り飛ばした! もちろん犯罪的行為をしていたからね
バーリン と勢いでガラスが割れてしまった。
そんなに力あったっけ? とまた思っていると男が立ち上がって。

「てめぇ、よくも俺の女ぉよ。 ぶっ殺す」

男が殴りかかってきた! が簡単にかわせてしまう。
僕も殴ってみよう! と試しに男を殴ると... BOM!!
と大きな音が響くと同時に小爆発が起きた!?
男は目を真っ白に向けて倒れてしまった。 腹には僕の拳くらいの大きさの火傷跡ができていた。

「えっ、え? えええ!?」

強盗を倒したが自分の力に1番驚いている。
弱い力なのに、いとも容易く、強そうな2人を倒してしまった。

「あ、ぁ、ありがとう! 君のおかげで助かった!」

助かった。なんて僕に言う人初めて聞いた。
気づくと1時間以上たっていた。
家へ帰ってネットニュースを見ていると..

「コンビニ強盗2人を返り討ち? 爆発的な力を持つ謎の少年!」

と記事があった。 マスクしておいて正解だった、ヒーローの正体がバレたら家族や身内が大変な目になってしまうからね。
そうだ、今日の放課後、1人でこの力の実験をしてみよう。