あなたの青 わたしのピンク

ハルはスタッフと出国の簡単な打ち合わせをする間

愛果の手をギュッと握りしめてくれた

愛果は迷子にならずにハルの隣りにいることができた

スタッフやメンバーが気を利かしてくれて

先にハルの手続きを済ませてくれた

手荷物を預けたハルは愛果の鞄を持ってくれた

「今日飯まだだから食べてくるわ。」

ハルはそう言うと愛果を連れて食事をしに

ロビーへと歩き出した

ファンの子達がハルに集まってきたけど

ハルは軽く挨拶をすると愛果をつれて

集団から離れた

「腹減った。」そう言ってキョロキョロ辺りを見まわす

愛果も一緒に食事の出来る場所を探した

暫く歩くとレストランがあった

昼を過ぎたレストランの窓際に二人で座った

四人掛けの座席に二人で並んで座る

出発まであと少し

少しでも触れていたくてハルの膝に膝をくっつける

繋いだ手と反対の手でハルがメニューを広げ

二人で何がいいかと相談する

そんな小さな事が愛果にもハルにも嬉しくて

二人で時間を引き延ばす様にメニューを隅々まで眺め

話しを続けた

やがて注文を決め品物を頼むと商品がくるのを待つ

ハルが腹減ったと呟く

愛果も頷いてハルに笑いかけた