あなたの青 わたしのピンク

「愛果ももう覚悟しなきゃね。」そう言ってハルは

素敵な笑顔を浮かべ愛果の頭を自分の頭に引き寄せた

そしてお互いの体温を確かめる

愛果はその笑顔とその優しさが何より嬉しかった

「私、ハルを好きになって良かった。」

自然とそんな言葉が口からこぼれた

「俺も。」ハルはそう言って愛果を強く抱きしめた

触れる

抱き合う

ハルを全身で感じる

これがこんなにも心を温かくしてくれるなんて

会えない間、寂しく思ったり、不安を感じたり

ハルがこうしていないことが悲しくてハルが恋しくて

頭がどうにかなりそうだった

こうしてハルの元気な顔を見るだけで

安心する自分がいた

ハルがバンドのメンバーやスタッフと仲良く会話をする

離れていてもハルが自分の夢に向かって

沢山の人達に囲まれて幸せでいる

愛果はそれで満足だった

まるでハルの魂は愛果の魂の半分の様だった

離れていてもきっとハルは愛果を思ってくれている

愛果の心にはそう信じることの出来る確信があった

ハルは愛果の心の中に等身大で住み着いているのだから