あなたの青 わたしのピンク

会場のどこからか拍手が起こり

さざめきの様に広がりハルの演奏が始まった

それは優しくて甘いラブソングだった

日曜の朝のように幸せで丸い音のメロディ

愛果はハルと過ごした時間を思い出した

二人で並んで歩いた朝の公園

隣りにハルがいるそれだけで幸せでこんな時間が

いつまでも続きますようにと

ハルの手をぎゅっとつかんだ

するとハルも嬉しそうに愛果の手を握りかえしてくれた

ハルも同じ気持ちだったのかと嬉しくなった

久しぶりのハルのソロの曲

スポットライトを浴び暑さに額に汗をにじませならが

演奏するハル

愛果は嬉しくて幸せで涙が溢れそうになった

ハル貴方が大好きだよ

演奏が終わるとハルは笑顔で頭を観客席に下げた

拍手が上がってハルは皆に手をあげて挨拶をした

そしてサクスフォンをハルの後ろにあるラックに置くと

スポットライトの中に戻ってきた

そしてポケットに手を入れた

ポケットの中から小さな箱を取り出し愛果の前へとやってきた