虹のふもとの夢の先



そして、夜が明け、次の朝が来た。


時刻は5時ちょうど。


書いた手紙は10通ぐらいになった。


おばあちゃんと、おじいちゃんと、


あと、従姉妹とそのお母さんとお父さん。


あまり接点はないけど、手紙を書いている間、


昔よく遊んでいたのを、しみじみと思い出していた。


こうして書いた手紙を見ると、


私の人との繋がりはとても少なかったのだろう。


まあ、いいだろう。


ここまで来れたなら、自分の中では上出来だ。