虹のふもとの夢の先



部屋を出て、エレベーターでマンションの屋上に向かった。


無数の高層ビルの隙間から、


朝日の光が差し込んでくる。


私は深呼吸をすると、柵を乗り越え、


ごみの欠片をちりばめたような町の景色を見渡した。