4月中旬
ある晴れた日



朝の賑やかな話し声の中、
窓際の席で静かに読書をする少女ーー・・・・

神河妃奈は一人でいることが多かった。
別にいじめられてるわけではない。
胸あたりまである黒髪ストレートヘア
息を呑むほどの美人。
なんとなく近寄り難い雰囲気があるため、
入学してから話しかけてくる人は少なかった。



「おはよ! 妃奈!」


眩しいくらいの可愛い笑顔で話しかけてきたのは、
妃奈の幼なじみの谷本梓紗(たにもとあずさ)

『おはよ、梓紗』
ニコッと微笑み前の席に座った梓紗と話し出す。


すると、外から黄色い歓声のような声が響いた、、