続・俺が幸せにしてやるよ




「これ、私たちから。気に入るといいのだけれど⋯⋯」



そう言って渡されたのは、紙袋だった。



紙袋のロゴを見る限り⋯⋯



「服、ですか?」



「そうよ。千春から陽葵は服をあんまり買いたがらないって聞いたから」



施設にいた時の貧乏性なのが残ってて服はあんまり買って貰ってない。



だから、こうやってプレゼントで貰うと嬉しいんだ。



「ありがとうございます!今度来て遊びに行きますね」



そういう約束をして夏菜さん達は引いて行った。



その後ろにいたのは千春さんと翔さん。



なんか私、人気者的な感じになってない?列になってたよ、さっき。



悠斗くんは私の後ろにずっと居るけど。