「よく頑張りました。」
そい言って重なる唇。
「…ん…っ…」
だんだん深くなっていくけど、何故か今日は苦しくない。
唇が離れ瞳が重なって…
「もっとちょうだい?」
もっとして欲しくて、可愛く甘えて見た。
「じゃぁ、茉弥から俺にして?」
「ふぇ…!?」
予想外の言葉にちょっと間抜けな声。
「和樹みたいに上手くできないもん…」
だって自分からなんて初めてだし、何だか恥ずかしい。
だからいつもより甘えた声で言ったけど…
「上手くなくていい。茉弥からのキスが欲しい。俺にご褒美ちょうだい?」
和樹に完全に酔った私は、唇を重ねるだけのキスをした。


