「ねえ、今何時だと思ってる?」 「8時...」 「7時半でしょ」 「はい...」 「で、私に電話してきたのは何時?」 「6時...」 「5時でしょうが!」 「そ、そうでした...」 朝の花音はとてつもなく機嫌が悪い。 なぜ私たちがこんなモーニングの時間に集まっているのかというと、私がみんなに電話をかけまくったからだ。 というのも朝の4時半に目が覚めた私は、枕元にあったBL漫画を見て思いついてしまったのだ。