「ご存じなかったのですか、奥様。先日、子供たちが興奮して話してくれました。レオン様のトラヴェルソがとてもお上手だったと」
ここでも奥様、と言われて、瞬時にローズの頬が熱くなる。だがそれよりも、レオンがトラヴェルソを吹けるという事の方が驚きだった。
「そうなんだよ! レオン様のトラヴェルソ、とってもうまいんだ」
「院長様もぜひ、聞いてみて」
「レオン様、今日も吹いて」
そう言いながら、子供のうちの一人がレオンの前に、一本のトラヴェルソを差し出す。それは、ベアトリスが持っているような豪華なものではなく、木をけずったままの質素なものだった。
ここでも奥様、と言われて、瞬時にローズの頬が熱くなる。だがそれよりも、レオンがトラヴェルソを吹けるという事の方が驚きだった。
「そうなんだよ! レオン様のトラヴェルソ、とってもうまいんだ」
「院長様もぜひ、聞いてみて」
「レオン様、今日も吹いて」
そう言いながら、子供のうちの一人がレオンの前に、一本のトラヴェルソを差し出す。それは、ベアトリスが持っているような豪華なものではなく、木をけずったままの質素なものだった。



