未来の約束

次の日、あたしは退院した。

重い足取りとともに、何度も溢れるため息。

昨日「連絡する」と言って、桐島に連絡したのは良いが、待ち合わせの時間が迫るにつれ、気が滅入る。

なんで、あんな約束をしてしまったのだろう。

約束の時間になり、外に出ると、桐島の車が止まっていた。

車に歩み寄ると、助手席の窓が開かれる。


「乗って」

「お邪魔します」

「場所、ウチでも良いか?」


その問いに、あたしは小さく頷く。

そして、桐島のマンションへと向かった。

目的地に着き、車を降る。

特に会話を交わすことなく、桐島の後に続く。


__ギュッ__


部屋の中に入ると、いきなり桐島に抱き締められた。