家に着き、ソファに体を投げる。

疲れきった体に、自然と瞳が閉じそうになる。

明日も仕事だ。

このまま寝るわけにはいかない。

重い体を動かし、シャワーを浴びた。

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、慣れたように薬を体に流し込む。

後、半年。

この薬とも、たぶん後半年でサヨナラできるはず・・・

そして、やっと自由に・・・

止めよう。

期待して裏切られるのは、もう嫌だ。

もう、2度とあんな思いはしたくない。

ふと過去のことを思いだし、振り切るようにベッドに横になり、ギュッと瞳を閉じた。

今日までと何ら変わらない、明日を信じて・・・