未来の約束

これ以上、一緒に居ない方が良い。

それが、お互いのため。

だけど、今のあたしは昔のように突き放すことができるだろうか?

そしてあたし自身、浩太の居ない世界で生きていけるだろうか?

なんで、誰も教えてくれなかったの?

知ってたら、ちゃんと距離をおいた。

近づくことも、夢を見ることもなかった。

大きくなった想いは行き場を失くし、うまく消化できずにいる。

気付けば、暦が8月から9月へと変わっていた。

浩太との距離に戸惑いながらも、終わりにすることもできずにズルズルと未だに続いていて・・・

うまく、笑えなくなっていた。


「あ!」


隣で仕事をしていた花音が、思い出したようにこちらを見る。