未来の約束

ふと視線を感じ、視線の先を辿ると、浩太と目が合う。

別に悪いことをしているわけでもないのに、後ろめたい気持ちになり、視線を反らす。


「はい。とりあえず、よろしく」


花音に仕事の書類を手渡すと、盛大なため息を溢される。


「鬼だね」

「現実的なだけ」

「はいはい。やれば良いんでしょ」


文句を言いながらも、花音も仕事を始めた。

休み前と、何ら変わらない日常。

ただ繰り返されるように、時間は流れていく。

何もかもが一緒なのに、全く違う世界。

戻せないのなら、いっそのこと・・・

すべて壊してしまいたい。

壊したら、何もかもリセットできるかなぁ?

でも仮に、リセットできたとして・・・

その時、あなたは・・・

浩太は、あたしの隣にはいない。