未来の約束

沈んだ気持ちのまま、あっという間に休みが終わった。

あの日から、浩太には会っていない。

むしろ、会いたくない。

でも会社に行けば、嫌でも顔を合わせるわけで・・・

ほら、今日もあたしより先に出社して、もう仕事を始めてるし。

あたしはなるべく顔を合わせないよう、俯きながら自分のデスクに着く。

別に隠しているわけではないが、わざわざ報告することでもないので、職場の人間はあたしと浩太の関係を知らない。

仲の良い、花音ですら・・・


「おはよう」

「・・・おはよ」


出社してきた花音から挨拶され、一瞬驚いたが平然を装いながら返す。


「長期休みの後って、仕事する気にならないよねぇ」

「まぁ」

「はぁ~。戻りたいわ、休み前に」


花音とは違う意味で、あたしも戻りたいよ。