未来の約束

そんな2人の態度にも呆れ、盛大なため息を溢す。


「・・・美和?」


立ち上がったあたしに、樋口が心配そうに声を掛ける。


「トイレ」

「あぁ」


何処か安堵したような吐息が、樋口とお父さんから漏れた。

トイレから用を済ませ、階段の前を通った時。


__カタンッ__


2階から、物音が聞こえた。

何?

不思議に思い、自然と足が止まる。

そして何かに引き寄せられるように、物音の方へと足が進む。

美香さんの部屋?

少しだけ扉が開いていた、美香さんの部屋へと足を踏み入れる。

美香さんが亡くなってから、長い年月が流れたと言うのに、埃1つない。

たぶん、マメに誰かが掃除をしているのだろう。