未来の約束

「別に」

「・・・そうか」


話すことがなくなったのか、お父さんは困ったような顔をする。

別に、無理に話す必要なんてないのに・・・

そんなにあたしとの無言の空間は、苦痛なのだろうか?

なんて、ね。

お父さんはそんな人じゃないとわかっているのに、そんなことを考えてしまうあたしは相当な捻くれ者だ。

お父さんとは、今も昔も仲が悪いわけじゃない。

ただ変に気を使ったりするお父さんと、距離を取るようになった。

だって、疲れるでしょ?

そんな気を使うようなあたしと一緒にいるのは・・・

だから、これはあたしなりの優しさだ。

とても、わかりにくいけど・・・

それから、お父さんと樋口が隣で楽しそうに会話を始めた。