先生と準備室

「藤井さん、袋あるから吐きな。
背中さするから、ね?吐いた方が楽だよ」

大倉先生は私の横にいたんだけど

中川先生に場所をとられ立っているだけ。

その顔はなんだか悔しそう、悲しそうな

顔で。

「中川先生…無理ッ…吐けないッ…」

袋もあるし吐いても大丈夫、吐かないと

辛いとわかっていても、なんだか

怖くてできない。

「ん?吐くの怖いか…でも辛いよね?」

私は泣きながらもコクリと頷く。