妄想少女とギャップ王子



「もう泳ぐ?」


「海には浸かりたい!」


私がそう言うと、優しい目をした蒼真が分かったと言ってくれた…。


んだけど!!!


またしてもここで問題発生…。


「律花、そのまんま入んの?」


「へ、あ、うん。入ろうかな〜♪」


「服重くなるし、脱いだ方がいいよ?」


「ぅ…で、でも!!」


「はいはい、脱ぐ!」


そう言って、私の正面に来た蒼真がパーカーのチャックをゆっくりと下ろす。