そこには整った顔立ちの全く知らない女が寝ていた。


仕方ねぇか…コイツにでも聞いて見るか。


俺は起こそうとした…が、やめた。


だって、近くにはヘアゴムが2つと…アイツのであろう瓶底メガネが置いてあったから。


一瞬困惑したが、俺は割とすぐ理解した。


「祖川…?」


俺がそう呼びかけると、んっと目を擦って目を開けた。


「あれ…阿久津…くん?」


…。