妄想少女とギャップ王子



喋ってねーで、手を動かせ。


それからも目の前の女はベラベラとしゃべり続ける。


俺は相槌を打つわけでもなく、無言で仕事をこなす。


「ねぇ、阿久津くん。蒼真って呼んでいい?」


俺はさすがにイラッとしてガタンと席を立った。


「お前になんかに呼ばれなくねぇ。呼んだらぶっ殺す。」


俺はそれだけ言い残して、職員室に提出しに行った。


「失礼しました。」


職員室から廊下へ出て、ケータイをカチッと付ける。