いつも…毎日来ていた阿久津くんが来ない…。


って、これじゃ私が待ってるみたいじゃん!!


だめだめ、と私は首を振ってウトウトとする眠気と戦っていた。


…うぅ…。


でも無理かも…。


もう寝落ちしちゃうよ…。


私はそう言えば!と思い、あの場所へと向かった。


阿久津くんが寝てた場所。


私はいつかの阿久津くんのように、本棚を背にして座った。


「暖かい…。」


私は気づけば眠りに堕ちていた。