妄想少女とギャップ王子



「なくない。」


だ、誰…。


ほんとに誰!?


阿久津くんの双子とか!?


阿久津くん、こんなことしないような人だよ!


むしろ女嫌いそう…。


「し、仕事出来ないから、離れて。。」


「仕方ないか…。」


そう言ってしぶしぶという形で私から離れてくれたが…


「あの…」


「なに?」


何って…。


普通に私の横に座って、じーっと見てくる阿久津くん。