妄想少女とギャップ王子



私がそう言うと、じーっと私を見る阿久津くん。


き、気まずい!!!


なんで無言なの〜。


なんで見てるの〜。


…。


「なんで敬語?」


「へ!?」


そ、それで見てたの!?


「あ、えっと…。」


「敬語ヤダ。やめて。」


や、ヤダって!!


阿久津くん、いつもと違いすぎるよ…!


「隣座りたい。いい?」


な、なな!!


「なんでですか!?」