な、なんで…覚めないの!?



これって妄想なんだよね!?


「おってなに?何してたの?」


そう言って、グイッと顔を近づけてくる阿久津くん。


ハッ!


そうだよ…これは妄想なんだから言っちゃえばいいじゃん!!


「お…がんで、ました…。」


妄想とはいえ、恥ずかしいもんは恥ずかしい…。



「なんで?」


「なんでって…阿久津くんと他の女の子とのら絡みが新鮮で…妄想に浸ったりしてしまうから謝ってました…。」