妄想少女とギャップ王子



へ!?


「律花!」


そう言って走ってくるのは…紛れもない大好きなあの人だった。


「あ、阿久津…蒼真くん…?」


「ふざけんな!お前律花に何してんだよ!!」


その言葉にビクッと肩を震わせて、私の髪の毛から手を離す。


「ち、がうの!私演劇部入ろうと思ってて!
ちょっとした劇の練習に付き合ってもらおうと…」


「お前のことは全部調べついてんだよ。」


そう言いながらガッツリ怒っている蒼真…。