妄想少女とギャップ王子



その隣に、蒼真が腰を下ろす。


「ん、で本題なんだけど。」


「は、はい!!」


…なにを言われるの…。


「まだ言う気はない?」


「と言うと?」


私の頭にははてなが沢山浮かんでる。


ほんとに、なんのこと??


「過去の…。あの女との事。」


「っ…!」


二人きりだと言うのに、いつもより空気が重い。


「昨日、たまたま見ちゃったんだよ。
下駄箱で2人が話してんの。」