妄想少女とギャップ王子



しばらく歩いてから電車に乗り、蒼真の家の最寄り駅で降りた。


「ここ。」


ほ、ほげーーー!


「おっきい…。」


一軒家の3階立てなんだろうけど、上、横共に広々としている。


「入って。」


「う、うん。お邪魔します…。」


緊張するよ〜。


「こっち。」


「へ!ご両親に挨拶しなくても大丈夫!?」


「今単身赴任中。母さんは着いていってるから、俺一人だし大丈夫だよ。」