あ、阿久津くん!?


…し…死んでる…?


ピクリとも動かず座ったまま寝ているため、脈があるか見てから息をしているか確かめた。


良かった、生きてた。


そう思って、再び本の整理を再開した。



…。


本棚の整理も終わり、帰ろうと鞄を手に持つが…。


阿久津くん…起こした方がいいよね?


私はもう一度、本棚を背もたれに眠っている彼の元へ向かった。


「あ、あの…。、」