妄想少女とギャップ王子



なんの用事かなんて…朝のことだろうとは思ってた…けど。


まさかその呼び出しのせいで、花音ちゃんと放課後鉢合わせしてしまうなんて…。


「ねぇ、なんで無視したのって聞いてるんだけどー。」


「ご、ごめん…。」


「いつからお前がそんな態度取れる立場になったんだっての。」


ドンッと私を突き飛ばす。


鈍臭い私はよろけて、バランスを保てず床にお尻がつく。


痛い…。