妄想少女とギャップ王子



「そっか…。本当は知りたい。」


うん、ごめんね。


「でも、聞かない。律花が言いたくないなら。」


「蒼真ぐんっ…あじがどぉ…。」


私はさらに強く、ギュッと抱きしめた。


「言いたくなったらいつでも聞くから。」


うん…好きぃ〜。



✱ ✱ ✱ ✱ ✱ ✱ ✱


「ねぇ、今日はなんで私無視したの〜?」


…何故か私は…今彼女と2人だ。


放課後柴崎先生に呼ばれて居た私は、花ちゃんに先に帰ってもらった。