私が生まれてから3年後の春
٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭❀*٭
「ままぁ」
「どーしたの?葵那」
3歳の私は覚えたてカタコトの日本語で、最近思った疑問を母に問いかけた
「ねぇ、まま、りなは生まれてちょっとで、おうちにかえってこれたのに、どおしてりーくんは、ごちゃいなのにまだびょおいんにいるの?」
物心がつき始めた私は隆平が5歳になっても入院している事が疑問になっていた
「…」
「ままぁ?、」
「まま、ちょっとわからないから
今度パパにきいてみるね」
「そうだね!パパならぜーったいわかるね!」
母親はまだ3歳の私には現実を突きつけられなかったのだ、
この頃まだ3歳の私には、知る由もなかったけど
隆平は移植が必要なおもい心臓の持病を持っていた
だからといって、ずっと病院に居なくてはならないというわけではなかったが、
小学校に上がるまではとりあえず、病院で生活を、と医師から指示を受けていたようで
5歳の隆平は病院で生活していたのだった
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「ままぁ」
「どーしたの?葵那」
3歳の私は覚えたてカタコトの日本語で、最近思った疑問を母に問いかけた
「ねぇ、まま、りなは生まれてちょっとで、おうちにかえってこれたのに、どおしてりーくんは、ごちゃいなのにまだびょおいんにいるの?」
物心がつき始めた私は隆平が5歳になっても入院している事が疑問になっていた
「…」
「ままぁ?、」
「まま、ちょっとわからないから
今度パパにきいてみるね」
「そうだね!パパならぜーったいわかるね!」
母親はまだ3歳の私には現実を突きつけられなかったのだ、
この頃まだ3歳の私には、知る由もなかったけど
隆平は移植が必要なおもい心臓の持病を持っていた
だからといって、ずっと病院に居なくてはならないというわけではなかったが、
小学校に上がるまではとりあえず、病院で生活を、と医師から指示を受けていたようで
5歳の隆平は病院で生活していたのだった