「…………修吾は姉上と同い年で、昔から3人で仲良かったんだ。」




「そっか」





「でも、姉上のことでモメてから疎遠で、、、」




「………………」




「悪い、変な気使わせたな。

でも、真面目でいいやつだから」




「わかった、話してくれてありがとう」




「……いいや」


そう言って首を横にふる水瀬くんは、凄く辛そうな顔をしていた。








「…………水瀬くん、何か力になれることがあったら言ってね」





「神宮寺………… ありがとう、バイト頑張れよ」






「うん」






「あと、修吾には俺と仲良くしてるとは言わないほうがいい」





「…………え?」





「一応だ、修吾とはちゃんと話さないといけない…………」





「水瀬くん…………」







「やっと着いたな、台所に行くか」





「あ………… うん、ありがと」









水瀬くんと修吾さんには大きな確執があるように思えた。




……………… それから、お姉さんのことも








私じゃなんの力にもならないかもしれないけど、水瀬くんの力になれることなら何でもしたい。






氷袋で頭を冷やしながらそう思った。