「━━━━━い、 おい! 朝だぞ?起きれるか?」
「………………… お、おはようございます、、、?」
「なんで疑問形なんだよ……」
目をさましてみると、男の子が私をのぞきこんでいた。
短すぎない綺麗な黒髪に整った顔。
完全に"イケメン"というカテゴリーに入るなこれは……
ユキばあちゃんの知り合い?なんで家にいるんだろ……?
おまけに綺麗な青色の目………
日本人顔に青目って意外にいいかも…………
「………………………。」
超きれい………… 吸い込まれそう……………
「おーーーい、なんで固まってんだ? 体辛いか?」
少し高めの芯のある声………………
? あれ?
私、この人とどこかで、、、、
「あーーーーーーーーー!!!」
「!? びっくりさせんな!どうしたんだよ!?」
「あっあの!!
助けて頂いてありがとうございました!!」
ガバッと頭を下げる。
「反応ないなと思ったら、今気付いたのか……
別に気にしなくていい。あれも俺たちの仕事にうちだ。」
「あと、あの…… ここどこです?」
私は広い和室の真ん中で制服のまま寝かされていた。
ていうか、ふとんにくらい寝かせてくれたっていいじゃない。
「ここは人間界じゃない。 あと、お前体痛くないか?」
「はい全然。…………………?」
「お前凄い寝相だな、ちゃんとふとんに寝かせたのに━━━━━」
説明が全然入ってこない。
私の心はある一言に凍りついていた。
「………… に、人間界じゃないっておっしゃいました?」
「あぁ。ここは人間界じゃない。」
「ななななななんですって? じゃあここはどこです!?」
「なが多い。 天上界だ。」
「てんじょうかい? でも建物の外、めっちゃ日本庭園ですよ?」
「天上界の中の日本だ。」
「ほら、"なんとかおどし"もある━━」
「"ししおどし"な。」
そう!それだ! カッコーーンってなるやつ!