闇のさけび

それは…慎だった。

それはリッちゃんの彼氏だよね?

慎に遥子の彼氏になっているのは何で?って聞いてみた。

『僕は今でもリッちゃんが好きだけど遥子に強引に…』とびくびくしながらいった。


そのころリッちゃんは直と付き合い始めている。

『私は慎のことが好きだけど直と私は遥子に強引にくっつけられた…』という。

このままでは私の彼氏まで取られると思った。

だから実にこういった。

『私は今でもあなたを愛しているよ、でも引き裂かれるかも知れないから覚悟しておいてね』と…















その噂は全校に知れ渡った。










私はいまだに学校に行っていない…












怖かった。











季節は春。


今日は4/13日私の11回目に誕生日だった。

特別な日だからこそ学校に行きたいと思った…。





















私はひなに迎えに来てもらい一緒に行った。













学校に行くと、怖い













いじめられた時の記憶がよみがえってくる。


















帰ろうとはしなかった。








今日は特別な日絶対気持ちに勝ってやる!と思った。












教室に行くとすべてが変わっていた。
















転校生もいたし先生も変わっていた。












何より変わっていたのは…みんな私を受け入れてくれていたことだった。









『yumiおはよう!誕生日おめでとう~!!』とみんなが言ってくれた。


これが神様からの誕生日プレゼントだと思っていた。












でもこのときはこれが奇跡だって気付いていなかった。