あれから、俺たちは毎週水曜日に会って、楽しんでいた。
でも、あいつの口からは
「好き」
という言葉は一切出ることはなかった。
たいていの女はちょっと優しくしただけで好きと簡単に口にするが
こんな関係になる前から、まりなは俺に冗談でも好きと言ったことがない。
そこがほかの人と違って惹かれたポイントなのかもしれない。
今日は水曜日。
まりなにメッセージを送ると
いいよと言っていつもの駐車場で待ち合わせをすることになった。
そうと決まったら、仕事を何としてでも5時までに終わらせるべく、一言もしゃべらないで黙々と仕事した。
しかし、5時に終わることはできなくて
気が付くと6時になっていた。
奥さんにも今日は遅くなると連絡を入れてまりなに
ごめん。遅くなった。もう帰った?
そう聞くと大丈夫だよ。まだ、帰ってない
と待っててくれたみたいで、まりなはまだ学校にいたみたいだ。
そして、俺はパソコンを閉じて、駐車場に向かった。
鍵を開けてエンジンをかける。
まりなが来ても寒くないように暖房をかける。
ミラーで後ろを見ると、まりなが大きなリュックを背負いながらこちらに向かって歩いて来る。
ふふっと笑い後ろの扉を開ける。
そして、そこで事件は起きる。
「田口」
とまりなが呼び止められた。
呼び止めたのはまりなの担任の先生だった。
でも、あいつの口からは
「好き」
という言葉は一切出ることはなかった。
たいていの女はちょっと優しくしただけで好きと簡単に口にするが
こんな関係になる前から、まりなは俺に冗談でも好きと言ったことがない。
そこがほかの人と違って惹かれたポイントなのかもしれない。
今日は水曜日。
まりなにメッセージを送ると
いいよと言っていつもの駐車場で待ち合わせをすることになった。
そうと決まったら、仕事を何としてでも5時までに終わらせるべく、一言もしゃべらないで黙々と仕事した。
しかし、5時に終わることはできなくて
気が付くと6時になっていた。
奥さんにも今日は遅くなると連絡を入れてまりなに
ごめん。遅くなった。もう帰った?
そう聞くと大丈夫だよ。まだ、帰ってない
と待っててくれたみたいで、まりなはまだ学校にいたみたいだ。
そして、俺はパソコンを閉じて、駐車場に向かった。
鍵を開けてエンジンをかける。
まりなが来ても寒くないように暖房をかける。
ミラーで後ろを見ると、まりなが大きなリュックを背負いながらこちらに向かって歩いて来る。
ふふっと笑い後ろの扉を開ける。
そして、そこで事件は起きる。
「田口」
とまりなが呼び止められた。
呼び止めたのはまりなの担任の先生だった。

