俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。

　家に帰るまでの間、正直、久々にあんなことをやったもんだから、運転がままならなかった。


家に着くと、京香はもうご飯を食べ終わっていて洗い物をしていた。


「ただいま」


と言うと


「おかえり。遅かったんだね」



速攻、お風呂に入って体を洗い流す。

そして、今日あったことを思い出すたびに自然と笑みがこぼれる。



お風呂を出て、携帯を開いて




帰ったか？


と聞く。



すぐに既読が付き



明日も、早いから早く寝ろよと送ってリビングに戻ると京香はソファで寝ていた。



「京香？」



奥さんの名前を呼んだのは久しぶりだった。


いつもはお母ちゃんと呼んでいるから。


呼びかけてもぐっすり寝ている京香をベットに運ぼうかと思ったが、すぐに起きるだろうと思ってタオルケットをかけてあげて俺は寝ることにした。